私たちはあえて汎用機を選ぶ。
ひとつひとつの製品を丁寧につくるため。
そして職人のこころを磨くために…
MAST は「真っ平ら」と「真四角」の研削加工をコア技術としています。
【MAST 伝承の技】【マニュアル特化により磨き上げた技能】【素材・熱処理を熟知した調整力】で
難易度の高い作品づくりに挑戦します。
また、MAST はマニュアル機を自在に操ります。
飯島技術顧問の技を伝承、誰もがプロフェッショナルになることを目指しています。
「発想力」「対応力」を磨き、お客様の製品づくりのお手伝いをします。
MASTのコア技術
真っ平らFlatness
微細精密パーツの製作には、素材の平面度が非常に重要な鍵を握っています。ワイヤー放電加工での形状取り一つとっても、1µm単位の誤差が平面度精度によって変わってきてしまいます。鋼種と板厚・サイズにより製造可能範囲が変わりますが、精密パーツ製作用途を考慮して常にミクロン代の平面度を追及して、ご提供しています。
- 平面度
- 板厚のバラツキ(平行度)はありませんが、特に薄物は反り、ねじれとの戦いです。
- HRC60焼入れ・焼き戻し
- 極薄+60HRCは金型などの生産材の他、機械部品やシムなど用途が広がります。
- 研削プレート2G・4G・6G
- 研削仕上げ公差±0.002以内、かつ平行・平面度0.002以下などご用命ください。
- 超サブゼロ(オプション)
- 鋼の応力を極限まで除去して加工後の変形を抑え、平面度を維持することが出来ます。
- 焼入れや研削加工が難しい薄物プレート
- MAST 伝承の技で薄物大型プレートの高精度加工を実現
- 実績0.01mm以内の平面度を実現・ご提案
- 300mm×300mmの大型薄物品で平面度5µmを達成
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対応可能 |
材質 |
合金工具鋼各種、アルミ・ステンレス・超硬など |
板厚 |
0.1~(300)㎜まで |
形状 |
300mm×300mm、150mm×450mmなど |
真四角Squreness
精密加工、とりわけ精密研削加工では6面の直角度・平行度が基本となるベースです。
この基本・基準が出来ているワークに対して、基準より加工を加えて溝・テーパー・R加工などを行い、様々な段階へ進んでいきます。
更に大物加工、異形状、非磁性品など様々なワークに対して対処していくことも必要です。
当社の大物ジュラルミンプレートの直角4G品、スコヤシリーズ(直角6G)なども、当技術の応用です。
- 直角度
- 6面研削、直角、平行全0.003mm以内など。細長異形状ワークなどハードルもあがってきます。
- 平行度
- 非磁性、大物ワークなどでは研削盤テーブル精度も常に0.002mmをキープするように心がけてワーク精度を保っています。
- 直角6G
- 当社の精密スコヤシーリーズのマスタースコヤ(すべての加工の原点基準用)などは究極の直角6Gスコヤです。(直角0.001mm)
- 航空機部品として使われる「超々ジュラルミン」
- A7075・A7079の難削材の高精度加工を実現
- ミクロン代の直角度&平行度、直角6G品をご提案
- SKD11・SKH51の場合、直角度1µm以下の実績あり
マニュアル機Ultra-Precision Grinding
当社にはワイヤー放電加工機、マシニングセンタ等のNC機はもとより、成形研削盤、治具研削盤、平面研削盤といったマニュアル機を多く置いています。
汎用機を扱いながら、治具等で工夫をしたり、発想力・対応力を駆使して、ここにしかない「新たな価値の創造」に注力しております。
- マニュアル機を
あえて選択
- 昔は成形研削盤ですべての加工をおこなっていたとのこと。ワークにあたる砥石のわずかな感覚などを大切にしています。
- 専用治具プロセス
- パンチホーマーや角度・サインバーなど既存の治具に加え、自社考案の治具やワークにあわせて必要なものを、すばやく整えて対応しています。
- 少量多品種
- 1個づくりの特注加工品も多く、即時に工程を判断して、粗仕上げ・中仕上げまではスピードアップ、仕上げでの精度出しに、常にコストも意識して加工します。
- 少量多品種
- 飯島技術顧問の指導の下、基礎を大切に、いつ、誰が、何度やっても同じ品質を保持できるよう努めています。
- 400時間(1年間)の技能訓練で培われる基礎技術
- 職人の探究心と継続力から生み出される“引き出しの多さ”
- 様々な技能を有する職人のチームワーク対応
- 自動機ではできないことをパズルを解くように解決